Jazzは難しい?その2

前回はJazzは難しいけど、色々役に立つし、やったほうが良い、
と書きました。
今回は「じゃあ何をやればいいのか」です。


結論から言いますと、

                                                                                                                                                                        • -

①スタンダード曲をコピーする(常套句を知る、分析・分解する)
音楽理論を勉強する

                                                                                                                                                                        • -

の2点が必要です。


待って!ガッカリしたからって閉じないで!大丈夫だから!
確かに②を見た時点で辛い気持ちになるのは分かります。
私もつい最近までは全く分からずとりあえず主キーのペンタ一発な人だったので。
で、何が大丈夫なのかを語る前にイマイチな例え話を。


■読み飛ばしてOK!イマイチな例え話
多くの人が料理をするときにレシピを参考にするかと思います。
レシピ通りにやると余程のことが無い限り失敗はしません。素晴らしいです。
これが上の①に相当します。
ここで、めんつゆの代わりに似てるから白だしを入れたらどうか、とか、
焼く代わりに揚げたらどうか?とか思ったりしませんか?(しないかな・・・)
これを実際に試すと、思いのほか、なかなか合わないんですよね〜。なぜかって、
当然、材料や調理方法にはそれぞれの特性や適合/不適合があります。
現存のレシピはそういうものを土台にして整理されているわけです。
これを知ることが②に相当します。


閑話休題。


■何が大丈夫だって?
で、さきほど「大丈夫」と書きましたが、
最終的には耳で聴いて自分が納得すればそれで良いわけです。音楽は音が全てですから。
なので直感重視で①だけを徹底してやればある一定のラインまでは到達する(※)と思います。
(※いわゆる天才型であればプロの第一線で活躍できると思います)


■とは言いつつも・・・
ただ、「なぜそうやるのか」を知らずにやっているので多分モヤモヤ感は晴れないと思います。
「Am7→D7(9)→G△7」みたいな進行が気持ち良いけど使うタイミングが分からないから、
毎回同じような(以前コピーした曲のような)使い方しかできない、とか、
本当は違うコードを今のメロディにあてたいけど何をあてれば良いか分からない、みたいな具合に。
上のモヤモヤがあると、製作工程の、特に編曲の仕上がりに差が出ますし、
コピーバンドしかやらない人でも、ボーカルに合わせたキー変更や、アドリブで苦しむかなぁと。


逆に②をしっかりやっていると、
この曲のBメロは部分転調だから外さないようにフレーズに注意しよう、とか、
間奏でCm7が続くから途中にCドリアンを挟んで変化を付けよう、とか思いつけちゃうわけです。
また、既存曲の分析・分解もできるので、なぜこの音だと気持ち良いのか、
を頭で理解することができます。


■おわりに
といったところで少々強引でしたが、①と②を両方やるに越したことはない、
を延々と書かせて頂きました。
次は、①と②の具体的な取り組み方法を書きます。
(これは今実践中なので書く内容があまり無いかも・・・)
(次回記事→id:korock:20120108)