Jazzは難しい?その4

今回はいよいよギタリストの魔境、②の取り組み方を書きます。
 ①スタンダード曲をコピーする(常套句を知る、分析・分解する)
 ②音楽理論を勉強する


■はじめに結論
で、ここで魔法の理論習得法でも書ければ良かったのですが、
残念ながら結論はシンプルです。
 ②-1:自分に合う超入門の易しい理論書で勉強する
 ②-2:少し高度で情報量の多い理論書で勉強する
 ②-3:理解したことを①に活用する
 ②-4:作曲や編曲で自分なりに応用してみる


■②-1:自分に合う超入門の易しい理論書で勉強する
まずはここがスタートになります。なお、学び元は本でもWEBでも人でも結構です。
ここをある程度クリアすると、編曲時の同一メロディに対するコード差し替えや、
コードに対するメロディの付け方が分かるようになります。
なお、壁にぶつかったら一旦中段して、色んな所に寄り道してみてください。
再び戻ってくると案外すんなりと理解できることもあります。


②-1で学ぶべきこと(目標)を挙げておきます。
 ・理論はなぜ必要なのか(学ぶメリット、具体的に理論で何ができるか)
 ・コード、スケール、ダイアトニック、モードとは何か
 ・指板上の音名と階名をゆっくりで良いので言えるようにする


お勧めの一冊はこちら。本の名前通り、最後まで読み通せます。

ギター・マガジン 最後まで読み通せる音楽理論の本(CD付き) (Guitar Magazine)

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■②-2:少し高度で情報量の多い理論書で勉強する
恐らく、②-1をクリアできると、自然とこちらに移行すると思います。
なのでお勧め本の紹介だけ。ちなみに②-1と並行で進めてもOKです。

ギターで覚える音楽理論―確信を持ってプレイするために

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■②-3:理解したことを①に活用する
これはできるだけ実施してください。
実際にやってみると素直に理論を適用できない場合が多いかもしれませんが、
この作業により曲や理論に対する理解・納得感が全く違ってきます。
ちなみにJazzに限らず、ポップスやロック曲でやっても色々と発見があって面白いです。


■②-4:作曲や編曲で自分なりに応用してみる
これも可能であればやってみてください。非常に勉強になります。
ただ結構難しいので、後日、簡単な理論を交えながら解説しようと思います。


■おわりに
②-1が肝です。ここで挫折する人が多いとは思いますが、右往左往しながら頑張ってみてください。
ある日、突然霧が晴れたように理解した、なんてことも間々あります。
理論の理解により音楽が何倍も面白くなることを、ゆる〜くお約束します。


①と②の取り組み方についてはひとまず以上です。
★次回以降のラインナップ★
 ・Jazzらしさを生む要素 〜なんちゃってJazz入門〜
 ・JazzとBluseの関係を少しだけ 〜Jazzが弾けたらBluseも弾ける?〜
 ・Jazzを勉強しようと思った理由 〜実は本気Jazzをやりたいわけではない?!〜
 ・理論を作曲編曲に活用しよう入門 〜小手先編〜