二日目

朝、ハルヤかヤスの呼びかけで目が覚める。
か、体が重い。
ちょっと飲みすぎたせいもあってか腹痛も起こしており、
わりとぐったりな長野の朝を迎える。
今日は何が凄いって、
8時間ほど連続で同じスタジオに篭りっきり。
肉体を精神が凌駕するってこういうことなんだなと実感。
若干頭のネジが外れて様子がおかしくなっていたが、
順調に練習をこなしていく。
晩御飯の焼き肉タイムが近づいてきた頃合いに、
組長やシャトーさん、コータさんなどのOBの先輩方が集結。
仕事が忙しい中こうやって来てくれるのは本当に嬉しい。
自分もこうやって参加できたらなぁとふと思う。


さて、ついにライブ(一日目)がスタートし、
早速自分の出番がやってくるが、
ここで大変なことに気がつく。
なんとここ数日ギターを弾きすぎたせいか手が動かない。
重い、ひたすら重い。
その場は無難に乗り切るが以降の演奏に不安を残す。
残り4バンドもあったので、
きっちりと腕をマッサージして、
次のバンドの小ネタをイメトレするが、
不安と緊張で落ち着かない。
でまぁいざバンド兼一人コントショーを始めたら、
さっきの不安が嘘のように消えて自分のペースをモノに出来た。
演奏も喋りも実にうまくいって、
本当に満足できるライブができた。
おかげさまで体も軽くなる。
んでそのあとはもはや考えるよりも先に手が動くバンドだったので、
心地よく演奏させてもらい、
残りのバンドも無難にまとめてなんとかライブ終了となった。
時計はすでに3時を指しており、
ちょっとぐだってからすぐダウンと相成った。



すでにこの二日間でいつもの合宿以上に濃い時間を過ごした気がしてならない。
もちろん学生生活最後の夏合宿ということもあるが、
なにより気合が充実していたおかげだろうか。
体調も良いし、テンションも常に高い。
気持ちの持ちようってのは本当に大事なんだなと痛感。


次は3日目〜帰宅までを書く予定です。