合宿で何を見たか〜二章〜

いよいよバスは新潟に向かって走り出した。

部長と幹事といじられ役とまゆげ担当のゴンちゃんを筆頭に、

総勢28名+1名のPLAMっ子たちが新潟を戦場に変えるべく、

お互いのテンションゲージを高めあいながらも和気藹々と楽しんでいる。

いやこれは語弊があるか。

バス前列の人たちは和気藹々と時間を過ごし、

バス後列の人たちは狂喜乱舞し、すでに離脱者も出ているようだった。

そう、これが合宿なのだ。

〜回想終了〜



まぁなんだかんだでアレです。

順調に新潟に向かったわけですね。

で、気が付いたら長いトンネルを走っていまして、

そこを抜けたら目前に広がるのは見事な銀世界。

まるで小説のワンフレーズにありそうな言葉がそのまま飛び出るような景色。

雪化粧をした山が連なる光景はそれはもう見事なものでした。

そんな雪景色に感嘆の声を漏らす一行を乗せ、

バスはついに目的地ホテルプレステージに到着しました。



幹部は当然ながら休むまもなく打ち合わせ。

まずはゴンちゃんと共にオーナーに会い交渉を始めたわけですが、

このオーナーが本当に気前の良い人で助かりました。

こちらの不手際が重なり迷惑をかけていたのですが、

PLAMにとっての好条件をすべて了解してもらい、

かなり良い環境と条件でやることができました。

これは本当にオーナーに感謝です。



そんなこんな一連の流れが決まり、

恒例の地獄のシフト決めタイム。

これはもうキクちゃんが本当にお疲れさまでした。



〜回想〜

いよいよバンド練習が始まるようだ。

キクちゃんがシフトを決めて発表される。

えーと、コロバンドはどんなかなー・・・・

あったあった、7連続で練習ね、OKOK。

・・・OK、一足先に天国への階段を昇ることにします。

Good Bye、新潟!俺の給えお顔所vにxckkx−あsjkdかおひおいあせじお

うぼぁぁぁぁぁぁぁっ!!

マジで痩せた。この一瞬で数キロ痩せたね。うん。

これ以降地下スタジオのことを地獄の拷問部屋と呼ぶ事になる。

とにかく練習した。

いや、ギターをかきならした。

もはや意識など無い。

ただそこにあるのは音を奏でる肉体のみ。

すでに魂は雪山の遥か彼方にあった。

〜回想終了〜



こんな感じで一日目からすでに疲労との戦いであったわけですが、

晩御飯が想像以上に良くて、

夏合宿を知る者は一同感動。

なんというかプレステージ最高。



それでも地獄の拷問は変わらず、

自分以外に、ナルさん、トミ、ナカシマさんあたりなんかは壊れ始めてました。

いやほんとに皆無事で良かった・・・。

こんな感じで右も左も分からない状態のまま一日目を終えました。



二章・戦慄のPLAM合宿、暗転。